
スーパーフードといえば、健康や美容への意識の高い人が食生活に取り入れている物というイメージを持っている方は少なくありません。言葉をよく聞くようになったけれど、実際はどのような食材なのか詳しく知らないという方も多いので、スーパーフードの特徴や種類を紹介していきます。
まずスーパーフードとは栄養バランスがよく、一般的な食材や食品と比較してもその栄養価が非常に高いものをいいます。またある特定の栄養成分が飛び抜けて多く含まれているものもスーパーフードと定義されることが多いです。では実際に市販されているスーパーフードにはどのような種類があるのかというと、非常に身近な食材がたくさん存在します。
まず紹介するのが「カカオ」で、チョコレートの原料として誰しも口にしたことがある食材の一つですが、カカオの中でも生もしくは低温加工された「ローカカオ」は特に栄養価が高い特徴を持っています。主な成分にはマグネシウムや亜鉛、鉄やカルシウムで、近年エイジングケア成分として注目されているポリフェノールやカテキン、エピカテキンなどの抗酸化物質が豊富に含まれていることも魅力の一つです。
ローカカオニブと呼ばれる生のカカオ豆の皮を剥き砕いたものが市販されているので、スムージーやアイス、ヨーグルトやグラノーラに混ぜ合わせて食べたり、甘味を足したいときにはドライフルーツと合わせることがおすすめです。白砂糖が含まれていないのでダイエット中でもチョコレートの代わりとして食べることが出来ます。
カカオを食べることで得られる効果には、ローカカオの場合鉄分が非常に多いので貧血予防効果が期待できますし、鉄分をより吸収しやすくするためにもビタミンC豊富な果物や野菜を加えたスムージーは、効果的に成分を補給出来る良い点があります。
他にも「チアシード」は、水を吸うと種を囲んでグルコマンナンいう成分が作られ約10倍に膨らむ特徴があります。グルコマンナンの膨張効果によって満腹感が得られる上に、豊富なファイバーを含んでいるので整腸作用もあり、ダイエット中の方にも向いている食材です。
チアシードにはα-リノレン酸・カルシウムなどの成分が含まれており、普段の食生活に取り入れることによって老化や生活習慣病の予防に役立ちます。チアシードに含まれるα-リノレン酸は、体内でドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸に変わる特徴があるので、コレステロールや中性脂肪を下げ、動脈硬化や心筋梗塞、生活習慣病の予防に繋がるメリットがあります。