クリスマスの料理といえば、一年でも最も豪華なものを想像するでしょう。キリスト教徒の家や子供がいる家を中心に、入念な準備をして料理を並べるところも多いでしょう。しかし持病を持っている家族がいるならば、料理をヘルシーする必要があります。ここではクリスマスのメニューをヘルシーにする工夫やレシピを示します。
まず生野菜のサラダから食べ始めるのが賢明です。食物繊維たっぷりのサラダを食べることで、糖質の吸収を遅らせることが可能です。糖質の吸収スピードが速いと、血糖値の上昇も緩やかになります。血糖値が急上昇するとAGEs、体の焦げとも呼ばれる物質を生み出すことになり老化を早めます。膵臓の負担も増え、糖尿病になるリスクが高まります。聖夜に限らず、毎日つづけたい健康法です。まだ実践していない人はこの機会に始めてはいかがでしょうか。
サラダのドレッシングをお酢中心にするのも健康的です。普通のドレッシングは塩分と油分が多く、カロリーも高いです。ほとんどカロリーがないと思っている淡色野菜中心のサラダでも、肥満の原因となります。そこでバルサミコ酢を使ったドレッシングがおすすめです。材料はまずオリーブオイルとバルサミコ酢、醤油です。さらに砂糖とすりおろしニンニク、黒胡椒です。これらを混ぜるだけでヘルシーでおいしいドレッシングになります。
スープはクラムチャウダーがおすすめです。クラムとはアサリのことであり、良質のタンパク質が含まれています。材料はまずアサリとベーコン、玉ねぎです。さらにじゃがいもやニンジン、小麦粉などを使います。みじん切りにした野菜が多く栄養バランスに優れた1品です。牛乳とチーズが入ったクリーミーなスープですから、子供が喜ぶでしょう。塩分はコンソメや塩で加えますから、その量を調節することで健康的に仕上がります。
メインディッシュはローストチキンの人気が高いです。使用するお肉は骨付きの鶏もも肉で、醤油や赤ワイン、はちみつなどを味付けに使います。お肉は下味を付ける前にフォークで穴を開けます。それから保存袋に調味料と混ぜてよく味をなじませます。1時間ほど冷蔵庫で寝かせたら焼きに入ります。オーブンは200度に予熱しておいて、クッキングシートを敷いた天板に鶏肉を載せて30分ほど焼きます。こんがりと焼き目がついたら歓声です。こちらも味付けの調味料を加減することで、健康的にできます。付ける調味液を少なくし、フライパンで煮詰めたソースを後からかけることで、濃厚かつヘルシーな味付けになります。