スーパーフード: ほうれん草

スーパーフード: ほうれん草

栄養価の高さが注目を集めていて、近年スーパーフードとも呼ばれている食べ物がほうれん草です。とはいえ具体的にどのような栄養素が含まれていて、食べることによりどのような効果が期待できるのかわからないという人は多いものです。実は抗酸化作用が期待でき、アンチエイジングの対策にもなるといわれているため、特徴を把握した上で、上手に摂取していきたいところです。

ほうれん草は緑黄色野菜の一つですが、ベータカロチンが多く含まれているのが特徴です。ベータカロチンはビタミンaの前駆体とも呼ばれているものであり、ビタミンaは爪を作るためのケラチンを形成するために欠かせないものです。爪が乾燥しやすい、爪が頻繁に割れてしまう場合には、積極的に食べたいところです。そしてビタミンB2も多く含まれていますが、皮膚や粘膜、爪や髪などの細胞の再生に関わるともされています。肌荒れが気になる場合には、バランスの良い食生活を心がけながら、意識的に摂取するとよいでしょう。そして鉄分が豊富であることも有名であり、貧血気味、顔色が悪いなどという場合には、積極的に食事に取り入れましょう。ビタミンCもほうれん草に含まれている栄養素としても有名であり、疲労回復や美白効果などが期待できます。美容にもぴったりな食材であることがわかるでしょう。葉酸が豊富に含まれていることでも知られているでしょう。葉酸は赤ちゃんの成長に必要となるものであり、特に妊娠している女性や妊娠を望む女性は積極的に摂りたいところです。細胞の分裂や成熟などに大きく関わってくることから、赤ちゃんには特に重要と言えるでしょう。妊娠中に葉酸を十分に摂取することにより、赤ちゃんの先天的異常や障害などリスクを軽減することが期待できます。特に妊娠中には、通常の摂取量の2倍は必要だとも言われています。妊娠初期の数週間は赤ちゃんの神経系が形成される時期にあたるため、この時期にはしっかりと摂取をしたいところです。その他にもマグネシウムや亜鉛など様々な栄養素が含まれています。

このようなほうれん草ですが、食べる際にはいくつかの注意点があります。シュウ酸と呼ばれるものが含まれていますが、このシュウ酸は摂取しすぎてしまうと尿管結石などの原因を引き起こすことにもなります。茹でることによりシュウ酸が抜けていくのがひとつの特徴です。サラダとして食べるのであれば、サラダ用のものが販売されているので、そちらを使った方が良いでしょう。1日に100グラム程度であれば問題ありませんが、調理の際にはアク抜きをすることによりシュウ酸が抜けていきます。生の物の食べ過ぎには十分に注意しましょう。

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